2013年4月15日月曜日

病理診断:Oncotype DXを追加

だらだらとした日常を過ごし、今日は術後初めての外来。

実は月曜日にボンボンの外来を受けるのは初めてだったんだけど、どうも月曜は非常に混んでいるようだ。予約時間の10分前に来たら、まだ2時間前の予約の人の診察をしていた。

本当に乳腺外科って混んでるんだなぁと、実感。しかも今日の外来担当はボンボンだけなので、ここにいる人達が全員、ボンボンが受け持っている患者だというのが信じられないけど。みんな、ボンボンが主治医でよく不安にならないよな〜(という私もだが・笑)。

私が診療を受けている大学病院の乳腺外科は、基本的には、他の医療機関からこの大学病院の先生個人を指名した紹介状がないと受診できないので、何かしらの診断がないと、たぶん診察は受けられないはず。だから、ほとんどが、どこかの医療機関で乳がん(もしくは乳腺疾患)という診断を受けていないと、ここまでたどり着くことは少ないのだろう。まれに飛び込みでボンボンに当たっちゃった人っていうのもいるのかもしれないけど。

すごく待つのかな?と思ったが、人によっては5分ぐらいで終わっているようで、私の番は予定より1時間ちょっと過ぎてからまわってきた。診察室に入って挨拶をし、椅子に座ると聞かれる。
「普通に生活してますか?」
「はぁ?(え、なに、この超意味不明な質問)えっと、普通に生活してます……」

しょっぱなから、ものすごいアバウトすぎる質問が来たー!!
もうちょっと、範囲狭めないと、これ、患者さんは困っちゃうよ、どう答えていいか。
せめて「生活に支障はないですか?」とかね。
しかし、よく見ると、ボンボンは超疲れてますね……。あ、今まで気がついてなかったけど、白髪も沢山ありますね……。大変なんですね、たぶん。

傷を確認しましょうと、よっこいしょと乳を出すと、ガーゼをはがしてくれる。
お、本当に傷は1本しかない。傷跡はどうしても残るだろうけど、縫ってはないようなので、それほど目立たなくなりそうだ。気にしていた乳房の形も、変形というほどは変わってない。ただ、よくよく見ると、乳房内に脇から脂肪を移動しているので、左側に多少の凸凹ができていた。とはいっても、「あちゃー!」ではなくて、「ま、こんなもんでしょ」と「あら、思ったより大したことなかったわネ」の間ぐらいで、それほど悪くない。

「それほど変化がなくて、よかったですね」
「はい、思ったよりも変わらなくてよかったです。しかし、失礼ですが、私、正直言って、最後まで先生の説明を何度聞いても、自分の乳房が手術後にどうなるのかが、まったくわからなかったんですが」
と、ダメ出しをしてみた。

「私も何と説明していいかわからなかったんです。見せられる写真とかがあればよかったんですが」
と、なんとも正直すぎる(笑)告白。終わったことに対して文句を言うつもりは全然ないんですが、それを言うなら、私の乳を写真撮っとけや!と思ったが、手術後だけあっても手術前の写真がないので、何がどうなったかわかりにくいだろうなぁ……。しかし、ボンボンはこれを読んでいるのだろうか……。不安だったら、医師から写真見せてもらえって書いてあるよ!

Q27.手術後の乳房がどのようになるかイメージできないので不安です。どのような準備をするのがよいでしょうか。
A 担当医に具体的な手術跡の状態を、絵や写真でみせてもらいイメージをもつことが重要です。また、手術跡の位置や許容できる乳房の変形の程度について希望を担当医に伝えるとよいでしょう。

患者さんのための乳がん診療ガイドラインより


それ以外にも、またもやウッカリ発言があったのだが、もうどうでもいいので割愛。

その後は病理診断の話。このタイトルにもあるとおり、1つ検査(Oncotype DXという、遺伝子検査)を追加したので、その結果が出てから病理診断はもう少し詳しく書いていきたいと思います。基本的に、病理診断の結果も、pT1N0M0で、病期(ステージ)1であることは、臨床時と変わってません。腫瘍径は最大1.0cm、断端は陰性、センチネルリンパ節生検は0/3、ER++、PgR++、HER2は0(陰性)、Grade1、Ki-67は5%と、典型的なサブタイプ、Luminal Aですね。つまりは、ホルモン療法で5年間、化学療法(抗がん剤)を用いないという治療方針になることが多いのですが、Oncotype DXの結果が出てから最終的に決めることに。

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