2013年4月9日火曜日

愚痴とかなんとか4:このごろの私

すでに手術は終わり、あっさり退院して、なにもすることがなく、毎日ぼんやりとしている。
そろそろ次の治療の用意をしないとならないのだが、実はあまりやる気がしない。

本当のことを言うと、もう病気のことを考えたくないのだ。

最初のステップである外科的手術は、現在の病期においては、とても良い形でひとまずは終わった。まだ病理診断は出てないけど、センチネルリンパ節生検の術中迅速診断は陰性(転移を認めず)だったので、リンパ節郭清(リンパ節を取ること)はせずに済み、腕も自由に動くし、術後翌日に退院の許可が出るぐらい、順調だった。だから、あえて。

本当のことを言うと、もう私の病気は直ったと思いたいのだ。
本当のことを言うと、もう健康な体が戻ったと思いたいのだ。
でも、それはこの先、私の人生においては、二度とないのだ。

がんは、私がなった乳がんも含めて、とても理不尽で不条理な病気だと思う。

・外科的治療の対象になると、標準治療では乳房にメスを入れること
・全身療法で使う薬には、とても大きな副作用があること
・どんなに辛い治療を行っても、再発する可能性があること
・再発するまでの期間が他のがんにくらべて長く、晩期再発も多いこと
・再発/転移すると、完全な治癒は望めないこと

もちろん、今後の医療の進歩で、この理不尽で不条理なことは解消されていくのだろうけど、いったいどうして、こんなことを、今、無条件で受け入れなければならないのか、私は、理解ができない。
受け入れる受け入れないというよりも、受け入れられるわけがないことなのだから。

私は、何も納得していない。何かを納得したから、今の治療を進めているわけじゃない。
理不尽で不条理な治療に対する折り合いなんて、一生つかないだろう。

けれども、この先、この病気とどう付き合っていくのか、その方法は自分で判断をして、選択していかなくてはならない。理解しているのか、受け入れているのか、納得してるのか、折り合いがついているのか、そんなことはおかまいなしに、決断だけを迫られるのだ。

手術の話などは、少し戻って書いてます。あと、標準治療における全身療法の話。今、私は全身療法のための準備をしないとならないんだけど、薬の名前とかが覚えられなくて困ってます……薬の名前ってなんであんなによくわからんカタカナなのかしらねー。この辺りは、病理診断が出ないとわからないところでもあるんですが、いわゆる治療の本番、という感じになります。

0 件のコメント:

コメントを投稿