2016年9月18日日曜日

待會再來拿(後で取りに来ます)

とりあえず、復職することになった。

人の平均年齢を80歳ぐらいと考えれば、ちょうどこの休みは人生における折り返し地点、つまりは「夏休み」に相当するのではないかと思い、そんな気分で過ごすようにしていた。しかし、もう若くない自分はどうしても結果を重視してしまい、得られるものに対して是非の判断を下そうとしていることに気がつき、そのために仕事を休んだのではないのだと自分自身で納得できるまでに相当時間がかかった。

実は9月の頭まで台湾に滞在するつもりだったので、帰国後の7〜9月の頭までの間にすでにいくつが予定があり、断ることももちろんできたのだが、断るという行為が面倒なので(結局ここに行き着く・笑)、その予定をこなすために、何度も台湾に戻っていた。

そして、先日訪れた際に、もう復職するのでしばらくは台湾に戻れないだろうという話を友人にしたところ、ならば食事に行こうと誘ってもらった。たどり着いたのは、友人の家から車で少し行った山の中にある、日本で言えば隠れ家レストラン的な所。


オーナーはもう少し都会でレストランを開いていたのだが(このレストランも美味しい)、その店を息子に譲り、予てから購入していた1500坪(!)もの土地に、一軒家の完全予約制レストランを開いたとのこと。ちなみに、日本の料亭に近い作りになっていて、日本庭園か!みたいな庭と、台湾茶を楽しむためのお茶室もある。




提供されるのは浙江料理とのことだったが、メニューはなく、実際に提供された料理を見ると、なんとなく日本の和食に近い感じ。ただ、調味料や材料がやはり台湾なので、それはそれで面白い。基本は素材の味を大切にした味になっているので、素直に美味しいと思った。値段もそれなりに設定している店なので、当たり前といえばそうなんだろうけど。





あまり知られていないかもしれないが、台湾の料理は、全体的に日本の味付けに比べて、薄味なものが多い。色だけ見ると、「味が濃そう」に見えるものも多いのだが、必ずしも味が濃いわけではない。特に、塩味が強いものはあまり好まれない傾向にある。そして、南へ行くほど、味付けが甘くなると感じている。

なので、台湾では日本のラーメン(特に豚骨系)屋が大人気なのだが、台湾で提供されている日系ラーメンのスープは塩味抑え目だったりする。そして、台湾人が日本でラーメンを食べると、かなり塩辛いと感じるという話をよく聞いた。

また、ベジタリアン(素食)も多く、街には専門のお店もよく見かけ、今回行ったレストランにもベジタリアン用のメニューがあるとのことだった。

おお、台湾の食べ物はヘルシー!な感じで終わるかと思いきや、実は台湾の料理は、結構油っこいものも多いので、意外と体にはよくなかったりするものもある。


(で、何を言いたいかというと!)


多分、多くの日本人にとって、台湾は「お茶とマンゴーと小籠包!」の国+「日本と日本人大好き!」な国、みたいな感じなんだろうけど、実際はそうでもなかったりするところもあるし、当たり前だが、やっぱり隣の芝生は青いってことで。




そして、あるお店で飲んだスイカジュースが本当にスイカだった!

(ちなみに、パイナップルジュースもパイナップルだった!)

次回は傷病手当金の話を本当にします……すみません。