2015年2月27日金曜日

不規則万歳!

メンタルクリニックって書くと、なんだかちょっとオシャレな感じですが、所詮、心療内科と精神科が標榜科な、お医者さんに通ってるというわけです。

どちらかというと、私の症状は精神科に属するようなのですが(でも更年期症状は婦人科??)、まあ、それは置いておいて、とにかくメンタルクリニックに通っておりまして、そのメンタルクリニックがなんだか、クリニックっぽくない場所で、巷のオシャレなカフェみたいな感じなんですね(でもお茶が出てくるわけではない)。そもそもそこに行こうと思っていたわけじゃなくて、通いやすい場所にあったからというだけで決めたんですが、とりあえず、医療用のアルコール臭はまったくない、ちょっと不思議な空間です。

今はまだ行き始めだからか、毎週通っておりまして、現在処方されている薬の種類や量を毎回少しずつ調整してもらいつつ、一番辛い症状がどう変わっているか、というのを確認してもらっています。

普通は毎日、同じ薬を同じ量、同じ時間に飲むものだと思うのですが、私は仕事がら、すごく生活が不規則です(だから不眠になったり、体調が悪くなったりするのかもしれませんが)。不眠とはいいつつも、仕事をしている間はそれに合わせた睡眠を取りたいため、

A 朝仕事から帰って来て数時間だけ寝たい(仮眠)
B 午前2時ぐらいに帰って来てすぐ寝たい(このパターンが一番不眠になる。朝まで眠れず、上と同じ結果になる)
C 12時ごろにベッドに入って寝たい(この場合も朝まで眠れないことが多かった)
D 明日は休みなので、死ぬほど寝たい(休みだけはとてもよく寝られます)

といった、自分が取りたい睡眠に合わせて、飲む薬や量の処方を変えてもらっています。
自分の睡眠パターンに合わせて処方してくれという私もアレなんですけど(笑)、こういう不規則な睡眠に薬を合わせてくれる先生というのも珍しいかもしれないですね。でも、私の不規則さを話したら、ちょっと先生も引いてました「そうか〜、う〜ん、あまりないな〜」みたいな感じで。で、休日は下手したら、夕方ぐらいまで寝ちゃうんですけど、という話をしたら、「平日は疲れてるんから、寝ときなさい」と言われました。えええ!それでいいのか!?

結論として、この方法が私には合っているようで、睡眠に関しては、かなり改善できてきたと思います。あとは、仕事など、日常生活のストレスをどうするかですね。これがやっぱり元々の原因なんですよね。それに加えての更年期症状などなど。こちらに関しても、薬が処方されているのですが、それも、自分である程度調整できるように処方していただいているので、本当に助かります……。日常的な飲み方と、頓服的な飲み方とあって、それを体調に合わせて使い分けている感じで。

まあ、気長に付き合っていくしかないのかもしれませんね。

しかし、この先生、なんか医者っていうよりも、アーチストみたいな人で、PCはもちろんMacで、電子カルテ付けてますし、診察室の椅子はアルネ・ヤコブセンの革張りスワンチェアでして(!)、もうですね、いったい、このクリニックって何屋なのかわかんないです〜。とりあえず、ジョブズ先生とでも言っときますかね。私も諸事情あって、Mac派なんですけどw。

と、少し上向きに心がなってきたので、薬飲んで寝ます(仕事をしてたので、起きてたんですが、今夜はAパターンですね)


2015年2月23日月曜日

let it go at that

ここには書いてこなかったけれども、今年に入ってから、しばらくメンタルクリニックのお世話になっている。生まれて初めてこういったクリニックに通っているのだけど、具体的にはカウンセリングと薬物治療を受けている。
 
不眠がひどすぎるのと、集中力と判断力の低下、今までと同じことをするのに時間がかかりすぎる、といった、完全にストレスから来る抑うつ状態なのか、更年期症状なのか、なんだかわからないけど、とにかく、自分ではどうしようもなくなってしまった。

昨年春~夏ぐらいから、今まで、ちょっと大きい仕事を抱えていたので、仕事は休めないし、それなのに、仕事が今までと同じように進められないので、休日もすべて仕事に充ててとやっていたら、自分でも、いったい、何のために、何をしているのかが、本当にわからなくなってしまったのだ。

そんなこんなで、今までの努力はすべて無視されたあげくに(今年も新しい部署を立ち上げていて、業績や私の状態が理由ではないけど、解散することになり)、また新しい部署で新しいことを立ち上げないとならないのかと思うと、正直限界で。新しいことを立ち上げるのって、楽しいけど、今の私には負担が大きすぎる。2年連続で同じことやれって、無理無理無理。

もうね、休むよ!

メンタルクリニックの先生からは、会社からは、仕事に対する配慮はしてもらわなかったのか?と聞かれたけれど、そうね、言われてみれば、まったくしてもらってなかった。普通に仕事に戻って、いままでどおりに仕事をしていたし、何よりも自分がそうありたかったのだ。でも、やっぱり普通じゃなかった。なんとなくわかっていたけど、私はこれまでと何一つ変わっておらず、今までどおりに仕事ができるのだと信じたかったのだなと、今となっては思ったり。

乳がんになったことなんて、大したことないって、本当にそう思いたかった。

いろいろと残念だなって思うけど、とりあえず、休みます。
まずは、だらだらとしたいなー(笑)と思いますが!


2015年2月10日火曜日

2 years on: Life After Breast Cancer

It seems almost impossible to believe how quickly the time has flown by – but I realized that almost two years ago I was diagnosed Breast Cancer.

いやー、本当に早いもんですな。


2015年2月3日火曜日

終わりのないエコー

今年から、職場の検診で人間ドックのお世話になることになった。人間ドックを受けたのは、以前の職場にいたとき。その会社の健康保険組合は会社が大手ということもあって、とても充実しており、なんと、30歳から健康ドッグと脳ドックを隔年ごとに受けられるという、今思うと、検診に関しては(検診だけですけどね……)ステキな職場だった!

今はしがない中小企業にいて、この職場に来てからは人間ドックを受けるのは初めてのこと。検診を受ける場所はいくつか選択肢があって、なんだかゴージャスなところにしてみたら、思った以上にゴージャスすぎてびっくりした。いろいろと人間ドックにオプションは付けられるけど、乳がん検診と婦人科検診は別途受けているので、特にオプションは付けず。

通常の検診の中に腹部エコーがあって、今回、こういった職場の定期検診では初めて受けた。ちなみに、診断先生のところでは、節目の検診の際に、小葉癌だというのもあり、腹部も見てくださっていて、特にこれまでに問題になったことはない。

そして、検診の腹部エコーがまた異常に長く感じる。なんとなく気になったので、横になったままエコー画像を遠目に見つめていたら、「お腹のエコーを受けるのは久しぶりですか?」と聞かれる。この質問は、私の乳がんが発見されたときと同じ。一瞬にして、いろいろなことがフラッシュバックしてきた。

乳房のエコーよりも、腹部エコーの方が長いし、診断先生のエコーはすごい早いので、一概に比較してはいけないとわかっているものの、不安がどっとあふれてきた。もうすぐ2年経つというのに、いつまでも覚えているものなんだなと、人間の記憶の深さを知ったような気がする。