2014年1月27日月曜日

2013年の乳がん治療費総括

そろそろ確定申告の準備をしなければと思い、医療費をまとめてみた。
そこから乳がんについての治療費を計算してみると、以下のとおり。
投薬も含んでいるので、薬の種類によって多少金額が変動すると思われる。

●治療費
クリニックでの確定診断〜某大学病院受診まで(通院3回)
21,310円

某大学病院への受診〜手術の切除範囲決定まで(通院5回)
46,030円

某大学病院での手術(入院5日)
194,907円
※高額医療費は控除してません
※差額ベッド代は含んでいません(約5万円でした)

手術後補助療法決定まで+投薬(通院2回)
4,320円
※Oncotype DXは含んでいません

手術をした某大学病院での放射線治療+投薬+フォローアップ(治療のための通院26回、フォローアップのための通院3回)
170,263円
※高額医療費は控除してません

クリニックでの内分泌(ホルモン)療法+投薬+定期検査(通院3回)
101,620円

総合計
538,450円

●控除と付加給金
高額療養費(2回)
108,197円(手術)
24,673円(放射線治療)

組合健康保険からの付加給付金(7回)
206,538円

総合計
339,408円

●実際に支払った医療費
199,042円

というわけで、20万円以下だった。
この金額で所得税減額を申告する予定。
安くもないが、目ん玉が飛び出るほど高いというわけでもないというところで、やはり、何よりも大きかったのは、組合健康保険からの付加給金。これは本当に大きい。会社を辞めると、この付加給付金がもらえないので(国民健康保険にはないので)、何が何でも仕事を辞めるわけにいかない……。

詳しい内訳などは、こちらにある。
その他つらつら思うことはMore以降で!


つーかですね、実はこのblogで一番人気がある記事は
・高額療養費についてのこちら
・がん保険についてのこちら

なのですよ!
いや、ほんとにお金のこと、ものすごく不安ですよね……。
がんになったことに対する恐怖の次に襲って来たのは、「いったい、治療費をきちんと支払えるのか、私?」ってことでした。乳がんと診断されてからは、古くからのとある友人に散々「私、乳がんになった……(涙)、お金ない……(涙)、どうしよう……(涙)」と、乳がんになったことで気持ちがどん底の状態でお金について訴えていたので、二重にうっとうしかったと思うのですが(笑)、いや、本当にですね、お金の切れ目が治療の切れ目なんじゃないかと、今でも思っています(だったら、旅行に行くのは辞めろ!ってとこでしょうか……いや、それは無理です)。

みなさんがお金のことをとても気にされているってわかるんですが、実際、このあたりの詳しい話って診察時に説明されないものなんじゃないかと思います(私の場合はそれ以外のことをボンボンに問いつめていたというのもあり……お金の話もしておくべきだった!)。私の場合は、いわゆる抗がん剤を使った化学療法は受けても利益がないという診断があり、HER2に関しては陰性なので分子標的療法は行われませんし、部分切除のため乳房再建も行っていないので、そのあたりのお金の話はあまりよくわからないのですが、いわゆる標準治療を受ける上で、以下の内容で実際にかかった金額というのは、ほぼ書き尽くしたつもりです。

・針生検による確定診断
・PET/CT+MRIによる遠隔転移+切除範囲の検査
・部分切除術+センチネルリンパ節生検
・放射線治療
・閉経前の内分泌(ホルモン)治療

それと、金額はちょっと書けないのですが、自由診療としての多重遺伝子診断(特にOncotype DX)の概要に関しても、私が知りたかったことを調べて、それをまとめてみました。このあたりも、あまり知られていないことが多い(というか、実際にそこまで先生は説明してくれるほど時間をとってはくれない)ので、実際に自分が受けると決めてからは、知りたいことについては、調べ尽くしたつもりです。

てなわけで、お金はやっぱり大事なのですよ!


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