2013年3月26日火曜日

愚痴とかなんとか3:不安の理由

来週に手術を控え、色々とやることがあったり、なかったり。

仕事はやる気が起きず、実はこの1ヶ月ほどは、ほぼ何もやってないんですが。ただ、解雇されると治療費が払えなくなるので、復帰したらやる気だす……つもり。しかし、がんというのは、調べれば調べるほど、この先、どれだけ治療費がかかるのかがよくわからない。

標準治療ならまだしも、それが効かなくなって、保健でカバーできない領域に突入したら、いったいどうなるのか、本当にわからない。先がよくわからないことについて、お金をつぎ込ませるとは、なんと罪作りな病気のことよ。さらに、その先にあるのがほぼ死っていうのも、お金をつぎ込む意味がないしなぁ。なので、とりあえず、再発してもしなくても、すでに同じフィールドには飛び込んでしまっているわけなので、なんとか人並みな治療費を支払えるぐらいには仕事をさせてもらえると嬉しいな、と勝手な希望。

先週末は、突然、遠くに離れて住んでいる大学時代の友人のもとに行ってみた。その前日にも、少し遠い場所に会いたい人がいたので、その帰りに寄ってみたのだ。今回、どうしてもちょっとだけ頼りたいことがあったからなんだけど、旧交を温めるというよりも、結局私の暗い話が一方通行になってしまったようで、申し訳なかった。でも行ってよかったと思ってるけど。

いったい、あなたがどうしてこの不安に対する説明をするのだろうか?
その理由が、私にはわからないから不安なんだよ!


ここ数日は、来週の手術に関する術式の検討を、頭の中でしていた。どちらを選ぶべきか、ということで悩んでいたわけなんだけど、知人に相談などをしているうちに、私がなぜそれほど術式に悩むのか、その理由がやっとわかったような気がしている。

たぶん、乳がんになった人は、同じような悩みや不安を持ち、結局解消されないまま手術に臨んで、「あちゃー!」と思うか、「ま、こんなもんでしょ」や「あら、思ったより大したことなかったわネ」と思ってるんだろうけど。私はどれになるのかがわからないけど、とりあえず、日本の医療制度の問題じゃないかと思ってるんですが、それは、あのボンボン(あ、主治医のことです。もう面倒なので、ボンボン呼ばわり。そのうちたぶん、ボンとか言い出しそうだけど)がする、私の不安に対する説明の内容が不安にさせているということではなくて、ボンボンが説明をしているというその行為自体が私の不安を煽っているんだ、ということがわかって、なんとなくホッとしたという感じです(が、まったく自分の不安の解消にはならなかったんだけど)。

とはいえ、ボンボンが悪いわけじゃないので、どうしようもないんですが。簡単に言えば、ボンボンは外科医なんです。いくら乳腺外科医とはいえ、審美的な話をまともにできると思うこと自体が間違ってるんですよ。どこを、どう切って、どう腫瘍を取り出して、どう閉じる、という話や、取りこぼしがなく、切断端も陰性です、って話は彼の範疇だと思うのですが、温存術後の乳房が妥当な形で残るかどうかを見極めるのは本来、ボンボンの範疇ではないと思うし、そこに安易に手を出してほしくない。それなのに、「どう変形するのか」だなんて、聞く私もどうかと思ってるし、答えるボンボンもどうかと思うんだよね。それこそ、形成外科医のカウンセリングにするとか、もうちょっと不安を解消する方法って本当はあるんじゃないかと。そういうことをすると、医療費が上がるとか、いろいろ問題はあうんでしょうが、もっと専門医の領域を確立させてほしい、専門医だからこそ、その領域を極めてほしい、ということを切に思ったのです。

なんの話をしてるんだかわからん、という感じだと思いますが、自分の手術結果(病理診断結果の方じゃないくて、乳の残り具合)を見てから、またゆっくりこの件については書こうと思ってます。

で、術式は乳房温存術に決めた!再手術になったら、乳房切除→再建で!

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