2013年3月8日金曜日

愚痴とかなんとか1:どうでもいいこと

淡々としたまとめではなくて、いわゆる愚痴的などうでもいいことを。

ちょっとだけ書いてみたけど「なんで私が?」「どうして私が?」というのは、どうしても避けられない気持ちで、どうしようもない。だから正直な話、毎日呪ってる(笑)。何を呪ってるのかと聞かれると、よくわからないので困っちゃうんですけど。

乳がんになった理由も探してみるわけなんですが、乳がんにならなくても、リスクファクターとして上げられているもので、1つも引っかからない女性って、実はほとんどいないんじゃないかと思う。もちろん、1つもひっかからないのに、乳がんになった人っていうのは、もっと辛いんだろうけど。私にとって一番大きいリスクファクターは、妊娠出産をしていないことなんだろうと思うけど、私とまったく同じリスクファクターに当てはまっていても、乳がんにならない人もいるのも事実で、結局、リスクファクターが決定的な要因になっているとは言いがたいんじゃないだろうかと思っている。だから「なんで私が?」「どうして私が?」と思うのは間違ってないと思うんですよ。ほらね、どうでもいい話でしょう?

私が乳がんになって、今後辛く思うのだろう、現在でも辛いなぁと思うのは……

・ホルモン治療を受けることになるので、この先出産はほぼ無理

これは告知を受けた際に、すでに言われていたことなのですが、特に書いていませんでしたね。手術後、再発しなければ最低5年はホルモン治療を受けることになるので、その間閉経状態になるため妊娠はできません。また、その間に妊娠したとしても(たぶんしないと思うんだが……)、健康な子供は生まれてこない可能性が高いのです。

だから、今、妊婦さんや、お子さんを連れている方を見ると、なんとも言えない気持ちになる。今まで妊娠/出産を望んだことがほとんどなかった(相手がいないというのが一番大きかった)けど、今更ながら、無理だということになったら、逆にすごく残念な気分になっています。かなりリミット年齢にいたからというのもあるんだろうけど、今後は妊娠が無理と知ったとき、がんの告知もあったのですが、妊娠ができないという話の方が実はショックでした。なので、妊婦さんやお子さん連れの方を見ると、今は自然と涙がでてきます。そのうち慣れるとは思ってるけど。

何十万円とか払えば、卵子を凍結保存できるみたいだけど、この年になってしまうと卵子自体も年をとってるだろうと思ってるので、今更しません。結局その卵子を使っても、妊娠できる確率は2〜3%ぐらいだと何かで見かけたので。まあ、私の小葉癌になる確率の方が高いくらいですかね。あはは。

・「再発」の恐怖を感じながら生きなくてはならない
まずは、今書いている「標準治療」を受けないとならないわけだが、どんな初期でもがんの根治はかなり難しい。私の場合は、手術が終わらないと、どういう結果が出るかがわからないものの、この先常に「再発」の恐怖とともに生きなければならない。ステージごとの生存率が出ているけど、どんなにそのステージの生存率が高くても、生存率が100%でない限りは、患者にとっては0%か100%しかないと思う。特に、私は、今回の小葉癌になることで、自分が5%の域に入ったということから、小さな数値にも普通に入ることがあるんだなぁということを知ったような気がする。だからこそ、恐怖をより感じるようになった。

このあたりでしょうか。たぶん、今後どんどん増えそうだけど。

あとは、月並みですが、人間には寿命があるということを改めて感じている。がんの場合は、進行することである程度余命がわかるので、それって実は幸せなのかもしれない。がんで突然死は基本的にないから、ある程度の期間でやりたいことをやってから、死ねるのはいい。自分で余命は決められないけど、がんの場合、比較的ゆっくりと死へ向かっていくことから、slow deathと呼ばれる理由もわかるかも。
「今から、なに言ってるの!」と思われるかもしれないけど、今、自分の死を確実に意識できたというのは、よかったと思っている。「私としては」という前置きがつくけど。

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